だましだまし
3月頃から、ノートPCの不安定さが不満で買い替えないといけないなと思い、最近のノートPC事情をつらつらと眺めていましたが、もうすぐ半年ぐらい経ってしまいそうです。パソコンには買い頃があるとかないとかいいますし、今はタイミングが悪いと永遠と聞き続けていれば切がありません。
私の用途として、最先端の性能を求めることもありません。そもそも持ち運び前提のノートPCですから、ある程度の重量や排熱を考えたら性能など頭打ちでしょう。もちろん性能が良いに越したことはありませんが、重さ2kg以上のノートPCやデスクトップPCと比較してしまえば、比較するだけ馬鹿らしい性能ではあります。昨今は、ノートPCの性能の底上げ感があるようですが、結局はソフト側の要求水準の向上とハードの性能向上のズレの問題でしかありません。どこかで思い切って決めるしかありません。
永遠に使い続けるわけでもなく、必要になり、買わざるを得なければそのときに考えればよいわけで、今の不満な状況を解決するには買い替えるしかありません。こんなことは、これまでも何度も考えてきましたし、これからも考えるのでしょう。経済的に余裕が大きくなれば考えなくなるのかもしれませんが。
また、今はWindows10のEOS(End Of Support)ということで、買い替えについて各メーカーとも歓迎ムードです。具体的にはセールが来ています。そうはいっても、何かと定期的にセールは来てますし、お得ではありそうですが今回のセールが特段ということもなさそうです。
今の流行の売りはCopilot+ PCというところのようです。Microsoftでは定期的に特定のパッケージに名称をつけてアピールしますから、ひとつの目安にはなりますが、具体的に必要かと言われると、まだまだ眉唾物です。ローカル環境でのAI機能にどこまでの需要があるのか、そして私としてどこまで必要なのか、はっきりしません。所詮ノートPCということもあり、結局は中途半端で活かせない未来もちらちら見えます。
売られている商品
大手のHP、Dell、Lenovoあたりですと、1kg前後のモバイルで一定の性能を求めると10万円~20万円で盛っていくとそれ以上というところです。1kg~1.5kgですと、特別に求めなければ10万円以下、オプション次第で15万円以下といったところが目安になりそうです。
売り方としては、高性能PCはメモリーやストレージが8GBの256GB、廉価ですと16GBの512GBで揃えて価格の見栄えを調整されています。
私の前機種などを確認してみたところ、3年前から使っているこのPCがCorei7の第11世代で16GBの512GB、その3年前のものがCorei7の第8世代で16GBの256GBでした。Corei5で十分だなと思いながら念の為などといいつつCorei7を買っていました。
なんだか今は名称が変わってしまっていて、第14世代の次世代またはマイナーチェンジがCore Ultraシリーズのようです。第11世代に単純に3年分で考えれば第14世代なのですが、それに当たるのノートPCのボリュームゾーンとしては、基本はCore Ultraですが第13世代の新製品または型落ちも販売中というところのようです。
さらに、Ryzenも完全に定着しているようで、7000シリーズか最新の8000シリーズ(厳密には旧世代なのでしょうが)が対応してそうです。
次機種の要素
そろそろ決めなければなりませんから、私の使い方から整理します。
・CPU これまでどおりの買い方だと、モバイル版で、IntelでCore Ultra 7、Ryzenで8000番代。実際には一つランクか世代を下げても問題ない。
・メモリ 16GB以上。廉価のモバイルだと24GBもあるが、32GBまで増やすかどうか。
・ストレージ ほぼ必要なものだけで現状475GB使用。1TBは必要。現状1.4kgで軽くはないが困ってもいない。
CPUについては結局3年間使っていてそれほど不満はないので、現状の新旧世代の体感の違いはおそらく気になりません。半年も経ってしまえば、結局新しい方を買っていても旧世代になります。供給側の技術進歩と流通の問題なので劇的な変化はないと思います。AI要素のNPUについても、ノートPC上でそこまで差はないと思います。
メモリについては、16GBが通常の仕様ではお勧めされていますが、Chromeの利用や安定性を考えると、現状では足りていない印象です。ストレージとのスワップなのかかなり不安定なことがあります。お上品な使い方は気苦労が増えるだけですから、最低24GB、場合によっては32GBで考えたいです。
ストレージについては、現状の512GBはほぼ使い切っており、残り50GBを気にしつつ使っています。今後の必要量は増えることが予想されますから、1TBになりそうです。オプション価格になりますが、やむを得ません。
これらの要素で商品を見てみると、廉価なもので見繕えば10万円以下も可能です。上側でそろえると15万円というところです。上を見れば限界がありませんし、当たりハズレもありますし、道具として考えると見栄を張る必要性も感じられません。10万円以下で使い倒すのが現実的に思っています。
Lenovoに当てはめると、Ideapad Slim 3で24GBの1TBで9万円前後、ThinkPad E14でプラス1~2万円。軽量のIdeapad Slim 5 lightやThinkPadの軽量モデルにするとプラス2~5万円といったところです。これ以上考えても、変わらないと思います。
