「スプリント」モード
将棋ウォーズに、新たに「スプリント」なるモードが追加されました。内容としては、中終盤の互角の形勢から指継ぐというものです。
形勢については、棋神解析の応用であり、どうやら既存の対局からのようです。あるいは棋神解析の結果としての互角の局面も活用しているかも知れません。そして、局面が提示されてから10秒後には持ち時間が減り始めます。現在は3分切れ負けのみのため、この3分を局面把握にどこまで使うかがポイントになりそうです。
自分が初手から指している対局と異なり、途中図を提示されるとまずその状況を把握するのに時間がかかります。形勢判断をしなければなりませんが、駒の損得や働きはどうなのか、玉形に差はあるのか、中盤なのか終盤なのか、瞬間的にはなかなか把握できません。
形勢は互角なのですが、詰むか詰まされるかの最終盤の局面もあれば、中盤あるいは終盤の入口のような局面もあります。そうしますと、3分という持ち時間の大半を読みに使っていいのか、とりあえず指し進めるのかについても判断しなければなりません。千日手模様の局面や、入玉局面もあれば、一見すると一方的になっているような局面もあり、局面の種類は多様で、共通点は互角という一点のみです。
これまでの3つのモードとは全く別に対局数や段位が設定されているので、とくにこのモードを利用しなくてもいままでと変わらず利用できます。
何局か指してみましたが、自分が指したら登場しないであろう局面の面白さがあります。序盤研究とはほとんど関係のない瞬間的な読みで勝負するので、まさにスプリントという感じがします。
途中図の学び方
スプリントモードで思い出されるのは、将棋雑誌の後ろの方にある途中局面による対局紹介のページです。将棋世界もですが、最初の方にはタイトル戦などの一局全体の棋譜や記事がありますが、最後の方では、対局風景のように局面図による対局紹介があります。この局面図を読むのがなかなかに苦手でした。
苦手な理由はスプリントの難しさと同じで、その局面がどのような局面なのか理解するのが難しかったからです。今思えば、腰を据えてその局面を理解すればよかったのですが、どうも本を読むという感覚が強く、じっくりと時間をかけることはありませんでした。今思えば、その局面からどう指すかを考えれば、一局全体の棋譜と同様に楽しめるものであったとわかります。
道場などで他人の指している局面についてはいろいろ考えてしまうものですから、それと同じことです。スプリントモードも、いきなり他人の対局を持ってこられて指し継ぐという楽しさがありそうです。
通常の対局とはまた別の強さが必要に思いますが、棋譜や棋神解析の蓄積のある将棋ウォーズならではのモードですので、今後も楽しみです。