本年初御神籤

本年最初の御神籤を引きました。たいてい正月にしか手に取りませんが、今年はもう少し数を増やそうかと思います。

占いなどと聞くと身構えてしまいますが、御神籤については気軽に手に取ってしまいます。そこに何か違いがあるのかはわかりませんが、私の中に何かしらの信頼があります。例えば、駅前のスーパーで御神籤があったとしても引くことはないと思います。神社で気持ちを落ち着けて手に取ることに、意義を見出しているのだと思います。

御神籤の内容を信じているわけではありませんが、ひとつの指針として受け止めています。良きにつけ悪きにつけ、それぞれの項目に対して行動の指針が示されており、自分の内からは必ずしも出てこない方向性が示されることがあります。ひとつの結論を示すことは、私には難しいことが多いです。多様な可能性を考えてしまえば、保留という選択肢を選ぶことが多くなります。そういったときに、短い言葉で端的に表現するという御神籤の内容は、学ぶところが大きいです。

また、普段考えないようなことも、言葉で示されると、自分なりの考えを持つよう刺激を受けます。考える義務はありませんが、いままで意識していなかったことを考えることには、良好な感覚を持つことが多いです。未知なることがらを意識することで、好奇心が刺激されます。いままで沢山の御神籤を引いてきましたが、内容はほとんど覚えていません。書かれていることは普遍的なことであるにもかかわらず、毎度新鮮な気持ちになることは、それだけでも御神籤にふれるありがたさが顕れていると思います。

神社内で結びつけてしまうこともありますが、最近は持ち帰ってしばらく見直しています。その場で心の整理をしてしまうのも良いですが、ゆっくり受け止めることも面白みがあります。

今年一番の御神籤は、1番の大吉でした。1番を引く確率がどれほどであるかはわかりませんが、きりの良い数字を引いたところで、本年を始めたいと思います。

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