「距離優先」で走ってみる

道路を知っている場所は多くはありませんので、カーナビの恩恵にあずかっています。カーナビで経路を探すとき、いくつかのモードがあります。たいていの場合は、最も早く到着する経路が示されます。多く場合は高速道路の利用が含まれる経路になります。有料道路を通るかどうかは、多くのカーナビで簡単に選択できるようにされています。私の場合は特に急ぐ場合でなければ、有料道路の選択を外しています。関東を出るような場合は高速道路の効果は大きいですが、関東内の場合は高速道路の恩恵は少ないです。

選択方法としては、有料道路を使用するかどうかを選ぶ方法か、いくつかのルート候補が示される形になります。ルート候補が示される場合には、「一般優先」とすると有料道路を外してくれます。これまではほとんど「一般優先」で使用してきましたが、先日帰宅するときに、「距離優先」という候補があることに気が付きました。カーナビの経路を利用していて、いわゆる大通りを優先して案内していることはわかっていましたので、「距離優先」とはそういった道路の優先度を外して最短距離で案内するものだと思いましたし、説明を見てみると当たっていました。WEBなどの記事では、「距離優先」が必ずしも早く到着するとは限らないとも書かれていました。細い道を通るだけではなく、制限速度や走りづらさなどが合わされば、大通りの方が早く到着できることは理解できます。渋滞の高速道路と下道とどちらが早いかという企画も見たことがありますが、高速道路の方が早かったという結論でした。それだけ主要な道路は強いのです。

それでも先日はもう帰宅するだけでしたので、距離優先でどれだけの到着時間になるのか試してみました。距離優先と一般優先と比べると、距離優先方が30分ほど早く到着する見込みでした。距離優先の道路は細かな道が多く精度が低いことが予想できましたので、この見込みには期待はしていませんでした。ところが、実際に走ってみると、少し遅れはしましたが見込みに近い時間で到着することができました。少し遅くなりましたが、一般優先でも同じぐらい遅れることも多く、有意な差があるとは思えませんでした。そうしますと、距離優先がいつでも望ましいかというとそうとは思えません。今回の道ががたまたま距離優先に有利なものであったことも考えられますし、走行した時間帯が深夜でしたので、道路が空いており、距離優先が活きやすい条件がそろっていたと考えられます。細かな道でそれなりの交通量があると、細かな時間の遅れが蓄積することが考えられました。また、日中であれば歩行者にも気をつけなければならない道も多く通りました。

結論としては、距離優先の候補をあえて利用する必要はないと思います。深夜帯などであればどうかという気もしますが、深夜帯は一般優先の道でも車の流れが非常に良いです。見込みの到着時間よりも早く到着することも珍しくありません。生活習慣への影響や眠気に配慮しなければなりませんが、単純に移動時間だけを考えれば深夜から早朝にかけてが最適解です。先ほども触れましたが、距離優先ですと細い道が多くなりますし、神経を使います。少し早く到着できても疲労度が多ければ意義が乏しいです。

基本的には、知らない道を通るときは、有料道を使うか否かだけを考えておくだけにしておこうと思います。

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