TwitterやTumblrなどで気になったものをためていきますが、ときおり整理しています。見返すと、なぜ記録したのかわからないものも多いですが、記録したときの印象が残っているものの方が多いです。本来は、記憶が残っているうちに見返して整理すると有益なのですが、時間が経ってしまったとしても、時間の波を乗り越えたものとして有益になるものです。これは「思考の整理学 (ちくま文庫)」(外山 滋比古)に書かれていたように思いますが、別の本だったかもしれません。
TwitterやTumblrなどではお気に入りの数に上限はありません。そのため、整理するタイミングは気まぐれでした。ところが、将棋ウォーズでは保存できる棋譜の上限が300局とされていました。これは有料サービスのプレミアムとスーパープレミアムいずれでも変わらないようです。300局ともなると、見返すことはほぼない気がします。気に入った対局だけ残すにしても、300局を把握するのは難しいです。
私が対局を記録して残すときは、相手の棋力が高く大物食いができたとき、気になる戦型になったときやどのように指してよいかわからなかったとき、面白い手順を見つけたときがあります。今から昔の対局を振り返ってみても、なぜ記録したのか思い出せないことが多いと思います。相手の棋力が高ければ大物食いの記念の可能性が高いですが、それ以外では何も思い出すことはできないと思います。そこで、見直して改めて何か発見があるかという意識で振り返りたいと思います。当時のことを思い出そうとすると、思い出せなくて苦しみそうなので、自分が指した対局という意味だけで振り返ってみるつもりです。そして、TwtterやTumblrのように、300局をすべて見直して、すべて記録から外していこうと思います。
ただ指すだけと違い、整理しながら記録を外していくのはかなり時間がかかりそうです。一つの棋譜にしても考えだしたら際限がありません。そうはいっても、毎回同じ形で悩んでいる自覚はありますので、少しでも整理して前に進みたいと思います。何かしら思って残した対局ですから、それぞれに学びがあるはずです。