外気温40度からのスコール

気候が暖かくなってきたとはここ近年言われ続けています。地球全体の避けられない流れなのか、人間の活動による温暖化なのかは議論がありそうですが、温暖化の流れは避けられない印象を受けます。まだ8月が控えていますが、もう十分暑すぎる日々が続いています。

最近の車には、外気温が表示される車種があります。先日運転していると外気温が40度まで行きました。それを超えることはありませんでしたが、35度を超え続けていました。車が計測する温度ですから、日差しを浴び続けた気温とはいえますが、かえって実際に街中で感じる気温に近いかもしれません。風通しの良い場所で測る気温よりも実感するものはこの外気温が正しいといえそうです。観測史上最高気温を計測したそうですが、数字で表される以上の気温はありふれている気がします。

日本の気候は湿度が高いことが特色だと聞いたことがあります。これだけ気温が高く湿度も高く汗が引くことがありません。更に、近年特有の落雷をともなうスコールが近いときなどは、むわっとする肌に張り付く湿気を感じます。

先日も例に漏れずスコールにかちあいました。車を運転していて、車が震えだしました。最初は気になりませんでしたが、対向車線になにか毛布のようなものが飛んできました。2~3メートルはありましたので、危険を感じました。ビニールプールだったかもしれません。危ないなと思っていると、車の揺れが風かもしれないと思いました。窓を開けると蒸し暑さとともに湿度を含んだ重い風が吹いていました。これはいろいろ飛んでも不思議ではないと思っていると、ガソリンスタンドの従業員がのぼり旗を片付け始めました。確かにこの強風では簡単に飛んでいきそうでした。そうこうしているうちに、間もなく日が急激に陰ってきて、外気温の表示が一気に5度下がりました。体感の暑さもなくなり、これは激しい雨が降りそうだなと思いました。そこから雨が降り出すまでには少し時間がありました。空を見ると、雨雲と晴天の境目が近くに見えていましたので、私が雨雲の端あたりを走っていたことが影響したのかもしれません。風が強まる中で止まれる場所までたどり着けましたので、雷雨の中を走ることは避けることができました。実際に雨が降っていたのは1時間ほどでしたが、雨雲がなくなった後も過ごしやすい温度に落ち着いていました。外気温はそれでも30度は超えていましたが、相対的な温度低下が十分に感じられたということでしょう。

汗が止まらない高気温、肌寒い低温、突然の雨、強風、雷雨と、安定した気候は期待できなくなりました。小さな人間として受け入れるしかありません。僅かでも過ごしやすいときに感謝して生活していきたいと思います。

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