行列は好きになれない

ゴールデンウイークも終わりが見えてきましたが、毎年恒例の渋滞報道がなされています。ゴールデンウイークは多くの人が休日になり、多くの人が遠出をします。その結果、多くの渋滞が発生します。自分で車を運転するようになってわかったことは、渋滞の時間的影響が大きいことです。一般道の平均時速は、体感で時速20kmから30kmです。しかも時速30kmとは幹線道路で時速60kmを出せるときのものです。渋滞の長さや完全に止まってしまうのかどうかにもよりますが、ゴールデンウイークに関係なくとも2時間の行程が3時間になることはざらですし、報道によると渋滞を抜けるのに3時間や4時間などの状況のようです。

平日には2時間で移動できる距離が4時間や5時間かかるというのはゴールデンウイークの過ごし方としてはとてももったいないです。渋滞そのものを楽しめるのならよいですが、移動時間よりも滞在時間の方が長いなんてこともあるでしょう。そのわずかな体験のためにという理屈もありますが、車で移動できる程度の距離で楽しむのためにこの感覚は持ちたくありません。

行列の店に並ぶのかという話もあり、私は並びたくない側です。行列であれば運転に集中しなければならないこともありませんが、何かに集中できる環境ではありません。有意義に生かしづらい時間です。行列を楽しんだり、行列に並ぶことで達成感があがる方なら良いのでしょうが、時間がもったいなく感じてしまいます。

ゴールデンウイークに関していえば、渋滞というコストが増加しますし、この時期は何かとコストがかさみます。休みが取れる日程としてやむを得ない面がありますが、長いGWとはいえ楽しめる時間はほんの一部では良いとは思えません。これにかんしては、GWに皆と同じように楽しむことは高コストな行為であると考えたいです。

仕事柄難しいこともありますが、休むタイミングについてはできるだけ社会からのずれがある方が有意義に過ごせると思います。仕事が忙しければ、むしろゴールデンウイークに仕事をしていることの価値を売り出すことを考えた方が全体としてはメリットが大きそうです。

マジョリティとの一体化がメリットがあったり満足度が高いこともありますが、無批判に流されると、私自身として望ましくない過程や結果が待っていることには注意していきたいです。

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