スターバックスと言えば大手コーヒーチェーンです。流行りはあれど、今でも店舗に行けば席がないことも珍しくありません。スターバックスではサードプレイスとしての特別な場所を売りにしていたと思いますが、今はどうなのでしょうか。会社案内を見てみますと、「サードプレイス」は今では絶対的なものではないようです。
ペーパーカップやタンブラーを手に街を歩くスタイルや、家でも職場でもない「サードプレイス」の提案など、時代ごとの空気をつぶさに感じ取りながら、新たな価値を生み出し、文化を育んできました。
https://www.starbucks.co.jp/company/
ミッションも書いてありましたが、どうも尖ったものではなくなってしまったようです。
どうやら近年ではモバイルオーダーやドライブスルーなど、店舗内を利用しない形態での売り上げが大きいようです。どちらが先かはわかりませんが、会社の方針として実態に沿ったものを掲げていることは素直なところなのでしょう。これが時流に沿ったというべきなのか、アイデンティティが揺らいでいるというべきなのかは将来の売上が判断するでしょう。業界の中で確たる地位を築けたからこそ、全面的な安定に軸足を移したということかと思います。
振り返ってみると、利用頻度はかなり落ちました。味には特にこだわりはなく、フラペチーノなどは他店では多くなく好きではありますが、ネックは店舗が混んでいることです。わざわざ購入して店舗外に持ち歩くほど好きではありませんので、利用するときはもっぱら店内です。そうすると、混んでるかもしれないと思いながら利用するのは面倒でしかありません。明らかに空いているで早朝などはときどき利用していますが、それ以外ではとても利用する気になれません。混雑対策なのか、スターバックスはそもそも一席当たりの空間が狭いです。店舗を利用する立場としては、わざわざ空いているかもわからない狭い座席を探す手間をかける気にはなりません。
混んでいるということはビジネスとしては成功していることになりますから、ただの消費者の感想ですが、以前はもう少しくつろげる空間があったと思いますので、変わってしまいました。私の利用方法からは少々残念です。