Tumblrのリブログの制限

知らなかった。Tumlbrにreblogを拒否できる設定が加えられていました。2022年6月2日から設定が可能になっていました。

リブログの許可機能が登場!

6月2日から、Web版とiOS版のTumblrでリブログできるユーザーの範囲を指定できるようになりました。

使用方法

投稿作成中に、投稿エディターの右上にある歯車アイコンを選択します。ここで、2つのオプションのから1つを選択できます。

  • すべてのTumblrユーザー:読んで字のごとく全員にリブログを許可します。
  • 許可しない:誰にもその投稿のリブログを許可しないことを意味します。
右上の歯車アイコンをクリックした後のTumblrの投稿インターフェースのスクリーンショットです。設定の一覧に、「新規」として「リブログできるユーザーは?」というオプションが表示されています。ドロップダウンアイコンが選択され、「すべてのTumblrユーザー」と「許可しない」という2つの選択肢が並んでいます。

導入の理由

Tumblrでは、皆さんの要望に応えられるよう努めています。たくさんのユーザーから、この機能によって安心感を得られるというご意見をいただきました。また、投稿した後に誰かをブロックした場合も、そのユーザーも投稿をリブログできませんので、ご安心ください。この変更により、自分自身の投稿をコントロールできるようになり、Tumblrでの体験が向上します。突き詰めると、より良い投稿によって、Tumblrはより素晴らしい世界るのです。そして最後に、Androidユーザーの皆さんもご安心ください。近日中に、この機能をお使いいただけるようになります。

今回はこれで以上です。それでは皆さん、リブログを楽しんでください!

https://nihongo.tumblr.com/post/686178558560894976/%E3%83%AA%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%82%92%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F

reblogは、導入当初から著作権の問題としてどうなのかという議論がありました。Tumblrの特徴そのものではありましたが、Tumblrの問題点そのものでもありました。サービス開始からすでにかなりの年月がたって、2年前にこの機能が導入されていたことは驚きでした。以前から、Tumblrが公式に一般的なblogサービスとして利用してもらいたいとアピールをしていたところではありますが、reblogを制限することによって、よりそのアピールを後押しすることになっています。reblogはTumblrの追加的な機能ですから、通常どおり引用したりリンクを張ることは制限されておりません。

一般的なblogとしての立ち位置を考えれば、しかるべき進化といえます。しかし、reblogを中心に据えてTumblrを利用してきた立場としては、Tumblrの価値が半減してしましました。一般にも、TumblrのTumblrとしての価値がなくなります。あえて異色なTumblrを選ぶ意味がなくなってしまうのではないでしょうか。Tumblrのアイデンティティさえ無くしてしまったように思います。転々と売却されてしまっていますから、いつしか消滅され思い出の中で語られる予感がします。

それにしても、reblogが制限されている状態を示すのに、エラー表示をするのは分かりづらいですしミスリードです。単に「リブログが許可されていません。」とすれば良いと思います。エラーとされてしまうと、いずれエラーは解消されるのか、あるいはこちらで何か設定ミスをしているのかと考え解決に至りません。

Tumblrを普通に使おうかと思っていましたが、こうなると消極的に考えざるを得ません。特色ある文化であっただけに残念です。昨今の流れから、法的に生き残るのが難しかったことも考えられますが、ひとつの文化が消え去るしかなかったのかもしれません。

最後に気になったことは、この「リブログの許可機能」について言及しているサイトが検索で見当たらなかったことです。Tumblrはすでにほとのど注目されていないのかもしれません。

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