走るタイムズカーを見かけはするが

タイムズカーを利用していると、同じくタイムズカーの車両を見かけることがあります。たいてい何回かは見かけるように思いますが、それが多いかと言われると、多くはありません。タイムズカーは車体後部にステッカーが貼られているので一目瞭然なのですが、気づくことは1時間に1台もありません。やはりそれだけ利用は多くはないのでしょうか。

タイムズカーはカーシェア業界でのシェアは断トツで過半数ですから、走っているカーシェアの車の台数もおおよそ想像ができます。以前は所有からシェアへなどと言われていましたが、どうもスローガンで終わりそうな気配です。一定の頻度で使う場合には、所有をした方がコストも低くなりますから、カーシェアを定期的に使う層は決して多くはないと思います。概算ですが、週に2回以上使うのであれば、コストとしては所有した方が安上がりです。週に1回であれば、車の購入コスト次第ではありますが、カーシェアにまだ利点があります。

カーシェアの回転率は決して悪くはないと思いますが、それ以上に自家用車の数が多いです。地図やアプリで見ますとカーシェアの車両はそれなりに設定されているように思いますが、冷静に考えてみれば駐車場に置かれている自家用車の数は比較にならないほど多いです。共有するというのは簡単ではありません。車の維持費は決して安くはありませんが、車を所有することが当然として認識されていることは間違いありません。

そうはいっても、タイムズカーの利用料金で利益が出ていることには驚きがあります。利用する側からすれば、週1回~2回の利用が多いと思いますが、それで車の維持費を上回る利用量があるということです。カーシェアの平均年間走行距離が2万キロメートルとのことですが、少なく見て1日50キロメートル走っていることになります。そう思うとなかなかの利用率にはなりますね。それだけ利用されていても、タイムズカーを見かける割合からすると、カーシェアが広まっていると言うにはまだまだな道のりに思います。

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