笑顔で肛門を締める運動

とりあえず動かしてみる

体は大切である。痛感するのは病気になったときなのであるが。幸が不幸か、今は平常であり健康体である。最近の体調の悪さといえば、多少の頭痛と目の疲れである。

ところで、肛門を締めると体に良いらしい。トレーニングという意味で言えば悪いことはないであろうし、普段動かしていない筋肉に刺激を与えるのはたいてい有用であると考えている。肛門自体は日頃からお世話になっているが、意識して動かすことはない。こういった害がなさそうなものはどんどん取り入れていきたい。

実際に力を入れて締めてみるとたしかに背筋が伸びるような引き締まった気持ちになる。締めることと、日頃の排泄の運動ではどうも動きが違うようだ。方向性が真逆である。便意を我慢している感じともまた違う。我慢しているときは、できるだけ力を入れないように、ニュートラルに維持する意識である。締めるときは、まさにあえて締めるという動きになり、場合によっては刺激を加える動きにもなる。日頃意識しない筋肉であるが、なかなか多様な動きが可能なようだ。

身体の一体性

締めたことで背筋が伸びた。背筋といえば、歩いているときに背中に手を触れると、縦の筋肉が思いのほか力が入っていることに気づく。歩き方には、下半身だけで動かす方法と、背中も一体として動かす方法があると見たことがあるが、意識せずとも身体としては全身を動かしているようだ。意識の持ちようで、強弱に変化はでるところだろう。歩くだけでさえこれだけの全身運動になっているのだ。走り刺激を増やせば、制御する運動と体のコントロールする刺激により大きな運動をすることになる。身体は一つしかないのだ。

今でもかもしれないが、少々前からインナーマッスルだとか体幹が重要だとか話題になっていた。目に見える部分ではなく、内側の筋肉を整えることで、パフォーマンスが向上するということなのであるが、いかなる運動も本来的に全身運動ではあるのだろう。それに柱を入れることにより、より統合した動きができ、制御しやすくなるといったところか。

肛門と口

肛門といえば、消化器の終点である。初期の多細胞生物としては、腔腸動物という考え方がるようで、消化器官はなかなか基本的な部分である。そうであれば、体幹と並んで肛門も大切な部分の端に位置しているのかもしれない。しっかりと〆れば、全てが整うのも納得である。

ところで、感情は身体に由来するともよくいわれる。笑顔になれば自然とそれに見合った気持ちになる。背筋を伸ばし顔を上げ膝を伸ばせば自然と落ち着いた気持ちになれると。笑顔で肛門を締めれば、入口から出口まで、まさに体全体が引き締まるではないか。

ついでに体幹も引き締まる。筋力トレーニングだとかランニングだとか言う前に、体を認識することから始めよう。まずは眠った体を起こしていきたい。いろいろ動かしていたらじわりと汗もかいてきた。

さらに、笑顔になるといいらしい。

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