SNSで流れてくる関連記事やそれこそニュースでも当てはまるのだが、特定の著名人の進退等についてのものは、それが到達する対象に私自身が含まれてないことが多く、イラつきを覚える。
ポイントはひとつだけだ。私がその著名人を知らず、かつ、その関連記事を見ただけではその人物がどのような者なのか、いかなる分野の者なのかわからないということだ。私のような対象を想定しいないにも関わらず、私のところへ流れてくることについてそういったシステムが構築されていること、そして、そういったことを想定せずに記事を作成し提供していることについて、効率が悪いと思いイラつくのだ。
どの程度の情報を提供すべきかは確かに幅があり難しい問題であると思う。しかしながら、そこはある程度は確定できるのではないか。ニュースになるような場合であれば、俳優であれば出演作品を、スポーツ選手であればスポーツ名やチーム名などを合わせて伝えれば一応は足りるであろう。それらが何もなく、単に「引退した」などと言われても、「誰なのか」という印象しか持ちえない。
特に引退においては、特定の業界や団体を想定しているわけであるからそれを合わせて伝える方が良いだろう。特にスポーツ選手において、スポーツ名も団体名も併記せずに引退宣言や引退報道がされていることが多い印象である。その方は何もかも引退するのか、人生からも引退するのですかと言いたくなる。例えばプロとして引退しても、その後の関わりもあるであろうし、どうも報道として片手落ちに思える。その引退する選手の引退発表をそのまま報道するケースで、特にこの手の報道が多い。
そう思うと、アイドル関係の引退は分かりやすい。単に引退とされることはないし、「芸能界からの引退」という表現が使われるし、最近ではグループからの「卒業」という言葉が使われていて必然的にその出自が明らかになっている。これはプロデューサーが有能なのかもしれない。卒業発表自体がグループの宣伝にさえなっているのだらら。