ChatGPTのプロンプトの定型化

プロンプトの定型化

当初の爆発的盛り上がりは落ち着いてきたが、まだまだ面白いところはあるChatGPTだ。こちらが入力する部分はプロンプトと呼ぶのが一般的なようだが、プロンプトエンジニアリングなる言葉が増えてきた。単純にChatGPTに入力してみるというところから、求めた内容で出力させるという部分が洗練されてきたということだ。当初から、見られたことではあるが、それが定型化され、まとまった形になってきている。

それらの内容の詳細は見てはいないが、プロンプトを定型化して利用するのは有益だ。会話のように、「他には?」「続きを」などとしても良いのだが、どこまで文脈が通ずるか不安定なところがあるし、再現性が十分でない。ある程度いじってみて、得られる出力が理解できたら、それらをまとめて一つのプロンプトとして整理するということで良い。

APIを利用しているサービスなどでは、この定型化の部分を見えなくして利用させているのだろう。同様に、ChatGPTの通常のプロンプトでも、その定型文を与えれば、同じことができる。そして、定型文の中には、引数を当てはめるように用意すれば、使いまわしが大いにはかどる。

こういった自分なりの定型文(アプリケーション)をいくつか持っておくことで利便性を高めることができる。

プロンプトでの構文での引数

プロンプトで使用する構文にはいろいろあるのだろうが、さしあたり、引数を設定するようにし、引数の中身は後からまとめてその都度指定する形にすると、構文自体は使いまわしができて便利であった。引数参照がどこまで正確に行われるかは保証されていないが、見たところ問題なく動いているように思う。

決まりはないのであるが、地の文から明確に区別できれば、なんでも良いだろう。次のような内容でも問題なく機能した。

このプロンプトでは、[f:x](ただしこのカッコ内のxは任意の語)については、下部に書くその括弧内の言葉を見出しとする文章を全て引用して理解しろ。

与える言葉を後から追加するだけなので、「xxxについて」や「xx個」などについて後から容易に変更できる。忘れてはいけないことは、引用されているか否かは保証されていないことだ。これはChat-GPTの仕様からしてやむを得ない。

やってることは単純で、メールの定型文のようなものだ。「お」と入力すれば「お世話になっております。」と出てくるあれだ。

それにしても、ChatGPTに関する話題が本当に下火になってきた。今後は、それを使ったツールや、プロンプトエンジニアリングへと話題が移るのだろう。ちょっと触ってみたという人が大勢を占める時期はもう終わってしまったのかもしれない。

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