インターネット回線の冗長化はどこまで

リモートワークが増えて、予備回線についても話題を見かけるようになってきた。固定回線があれば、携帯電話が一応は予備回線になっているし、相互に補完するところはある。先日のNTTの障害の影響とおもわれる障害は、私にも影響があり、予備回線の必要性を思い出させられた。

こういった冗長化や予備は、再現がない。予備の予備とまでいってしまえばそれだけコストも増えるし、手間も増える。そして、その必要性は少なくなっていく。障害が大規模であればあるほど、予備といえども影響を受けることも考えなければならない。

現状私が使用しているのは、固定回線1個とモバイル回線1個だけだ。以前はモバイルルーター契約していたが、使用頻度が必ずしも高くないので解約してしまった。もうひとつ、番号を維持するための回線がひとつあるが、これは回線としては使用しておらず眠っている。

いまのところ、固定回線とモバイル回線の両方が使えなくなったことはない。モバイル回線しか使えないときは、通信制限にも気を配ることになる。幸いにも、本当に困ってしまえば、街に出てWifiを探すことで急場をしのぐことになるのだろう。それでもどうしようもなければ、様子を見るしかない大規模な障害といっても良いのではないか。

回線が止まってしまうと基幹業務に大きな影響がでるということであれば冗長化は必須であろう。しかし、個人として回線をどこまで維持するかは、どこまで考えるのか。最近、大手キャリアが予備回線としてのサービスを打ち出してきている。維持費が通常の1,2割程度のものだ。もちろんそれは有益ではあるが、本当に必要かは考えなければならない。一時的とは言え番号も変わることが多いので、真剣に考えるなら日頃から050番号などのキャリアに依存しない形を取るのがベストかもしれない。

とはいえ、私にとってはあくまでも環境や道具の話であるため、本業となる部分を大切にするのがベストなのだろう。

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