モバイルパソコンに必要なことに再現などなく、突き詰めていけば必要なお金も青天井である。目的にそって考えていくことはよく聞くが、その目的が何であるか、自分自身の状況を性格に把握することはけっこう難しい。
間違いなく必要はものは一定の性能であって、足りなければ時間的にも精神的も負担は増えていく。ここを高性能にして後悔することはほぼ生じていない。もちろん、経済的に可能な範囲での結果ではあるが。
結論として、いま痛感しいてるのは、媒体の頑丈さであった。
これまで気にしたことがなかったのは、従前の機種が単純に丈夫であったからだろう。丈夫さには、それだけの価値があったのだ。
満員電車での圧迫だとか、そういったものは最近はないが、鞄の中にもそれなりの圧力はある。思い起こせば、デジカメを鞄の中で壊したこともある。物が詰まった鞄の中の圧力は馬鹿にならないものがあるのだろう。
いまのモバイルパソコンも、よく見ると微妙に凹みなどの変形が見られる。いまの不具合はいちおうごまかして使える状態で、修理に出してもおそらく再現できないなどとされるレベルだろう。しかし、そこでの実際の負担はやはり無視できるものではなく、多少の出費は惜しむべきではないところである。
媒体をボロボロにした会社支給のリースパソコンを使っている方をよく見かけるが、あれは不具合はないのだろうか。また、あれはリースとして負担が増やされたりはしないのだろうか。あれで不具合が生じないのであれば、媒体の傷そのものは気にならないのだが。軽量化が進められている最近では、なかなかそれも難しいように思う。
頑丈さ
頑丈さといえば、PDケーブルが使えなくなった。どうやら、根元付近が断線気味になっているようだ。絶妙な位置のときにだけ通電している。
この使えなくなったものは、安く手軽だからとして購入したものだ。ある程度は使えていたので、不良品というほどではないだろうが、期待していた耐久性ではなかった。安いからとして2本セットを2セット買ったのだが、2本とも断線してしまった。構造的に、弱いのだろう。
それ以前に購入したものは、未だに使えている。カバーはささくれだっているが、内部には問題は生じていないようだ。
Amazonの購入履歴を確認すると、一本あたりの値段は約2倍であった。しかし、試用期間で考えると、丈夫なほうが遥かにお買い得であった。安物買いの銭失いとは言うが、使い捨てと考えて購入すべき品質であった。
さらには、安い方のAmazon商品ページは2年も経たずに消滅していたのであるが、丈夫な方はそれより2年近く前のページがまだ残っていた。Amazonにはいわゆる中華のよくわからないメーカーの商品が溢れているが、そういうことかと納得するところである。