冬の日差しの思い出

今朝は異様に寒かった。先週は最高気温が30℃に迫る勢いで、半袖で過ごす気候だったが、数日でこの落差だ。昨夜は快適だった服装も今朝は寒さしか感じられなかった。鹿児島あたりは先週からすでに梅雨入りしたそうだ。最近の梅雨は短期間で終わる印象で、その後は猛暑が続く。今年は冬も暖かかったが、夏の暑さは大変なものになりそうだ。

夏に温かくなり冬に寒くなる。日々の気温はその中で上下する。寒さより暑さに危機感を覚えるが、冬になれば決して快適なわけではない。

夏にも冬にも快適な思い出はいつつかある。ここまで寒いと気分は冬であるが、寒さで思い出すのは、小学生のときに校庭の端に座っていたときの暖かさだ。自分がなぜあそこに座っていたのかは思い出せない。授業中だったのか休み時間だったのか。授業中のような記憶はあるが、あそこに座っていた理由は思い出せない。冬の寒い日にコートを着て座っていた。隣に2人ぐらい同じようなクラスメイトがいた。校庭の中心の方に視線を向けていたから、見学中だったのかもしれない。座りこんでいて体を動かしていない私は寒く縮こまっていたのだが、背中に当たる日差しがあたたかく、着こんだコートは熱を帯びていた。炬燵に入ったような温かさを覚えている。そして、日差しの効果に驚いたことも忘れられない。

あれは暖かかった。背中を触ると熱いくらいだった。あれが授業中だとすると、座っていた時間は45分近くになっていたかもしれない。今の私に、同じ場所にそれほど長時間座っていられる習慣はなくなってしまった。生き急ぐことで時間をかけて始めた感じられることを、たくさん失ってしまっている。新しいことに遅いことはない。今から惰性に逆らう力を入れていきたい。

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