コンビニの雑誌コーナーが小さかった

気づけばコンビニの雑誌コーナーが随分小さくなっています。書店も縮小してきている昨今で、雑誌でさえも売れ行きは芳しくないのでしょう。もうだいぶ前になってしまうかもしれませんが、コンビニの道路側はぎっしりと雑誌が置かれてたり、道路側に店の外から見えるように雑誌を陳列している店舗が多かった記憶があります。今ではそうのような店舗は減ってきているようです。スペースが変わらなくとも、置かれている雑誌の数が減ってきていて、スカスカで空きスペースだらけの印象もあります。雑誌スペースが小さなところでは、幅1mほどしかないところも珍しくありません。少年漫画雑誌が雑誌スペースの前に棚とは別に平積みで何十冊も置かれていた時代はもう戻らないのでしょう。毎週定期的に雑誌を買って通勤や通学で読むというスタイルはもうありません。いまや電車で紙の新聞を読んでいるひとを見かけるのさえ難しいです。

雑誌自体の数も減っていて発行部数も減っている現状で、漫画雑誌はアプリへ移行しているものも多いです。私は課金していないので、値段としてどのような感覚かわかりませんが、紙媒体と同じ程度なのではないかと思っています。一話単位で購入することもできるようですが、これらは一般の電子書籍と同じような値段感なのでしょう。書籍の電子書籍化の進み具合は分かりませんが、漫画雑誌はアプリで買う人が多そうです。友達に借りるとかの文化はもうないのでしょうか。もはや読んでいる学生は多くないのかもしれません。

書店でいえば、以前は私の最寄り駅には最大で5店舗はありましたが、今や1店舗もありません。それなりに大きな書店もありましたが、なくなってもう何年もたちます。古本屋も数店舗ありましたが、これも今や残っていません。本を買うことは贅沢になってきています。

紙だろうが電子書籍だろうが入手できるのなら問題ない気もしますが、頭の中に入る程度は違う気がします。電子書籍の方が便利なことも多いですが、書店の体験や紙で読むときの思考の程度は得難いものがあります。古い人間と言われてしまうのかもしれませんが、間違いなく何かを失ってしまったはずです。

現状の電子書籍は、媒体として不十分に思えます。紙の書籍を模倣する必要はありませんが、紙の書籍の形をそのまま電子書籍としてしまったのでは、失うものの方が多いはずです。電子書籍としての特色をいかした形にしないと、私の頭はボケていく一方に思えてしかたありません。

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