コンパクトSUVの利点

タイムズカーは週末特に連休絡みの週末に予約が難しいのですが、今回もうっかりしていました。土日に利用する予定でしたが、週明けの月曜日の時点で徒歩圏内の約30か所の駐車場が全て空きがありませんでした。電車で数駅に範囲を広げてもなかなか空きが見つかりません。電車で20分ぐらい移動してちらほら空きが見つかるといったところでした。今回はゴールデンウイークにも絡む関係もあったかもしれません。

それでも電車に乗ってしまえば全く空きがないわけではありませんでしたので、何とかなるだろうという気持ちではおりました。ちらほらと空いてる車種は、アクア(TOYOTA)と都心部まで見ると軽自動車が多かったです。週末ですと、長時間の利用が多く軽自動車は人気がないのかもしれません。アクア(TOYOTA)については、人気がないのかと思います。実際にベーシッククラスのコンパクトカーの中では使い勝手が劣ると思います。

ときどき見ていましたが、ほとんど変化ありませんでした。遠くの駅の近くで一台空きがでるかどうかでした。そしてその車種がアクア(TOYOTA)であることがどうにも残念でした。どうせ電車に乗って利用するなら1駅でも10駅でも大きく変わらないと思っていたので、徒歩圏内で予約に空きが出るのを待っていました。いざとなれば遠目の駅から利用すればよいと思っていました。

・ヤリスクロス(TOYOTA)

わずかに空いていた車種

連休の週末の予約は大変なのですが、運よく徒歩圏内で空きが出ましたので予約できました。今回の車種はヤリスクロスです。まだ乗ったことはありませんでした。ライズ(TOYOTA)がダイハツからのOEMなのに対して、ヤリスクロスはトヨタ製のSUVです。タイムズカーのベーシッククラスの中では大きい方の車種になります。ベーシッククラスは軽自動車とコンパクトカーが多く、それより大きい車となるとヤリスクロスとMAZDA3(MAZDA)になります。大きさからすると、MAZDA3(MAZDA)の方がヤリスクロスよりわずかに大きいです。

大きな車は不便ではあるのですが、ヤリスクロスは全幅がコンパクトカーより70mm広く、全長は4,180mmです。MAZDA3(MAZDA)となると、全幅がさらに30mm広くなり、全長は4,460mmです。こうしてみると全幅の差はわずかにも思えるのですが、軽自動車の全幅はコンパクトカーより220mm狭いです。軽自動車とMAZDA3(MAZDA)の全幅の差は250mmになります。運転している際には慣れてしまうと思いますが、駐車場に止めるときには気になる差になってきます。今回の利用では、比較的広めの駐車場を利用する目途がありましたので、近場で他に空いている車種もなさそうでしたので、ヤリスクロスを利用することにしました。

ヤリスクロスは一度は乗っておこうとも思っていましたので、良い機会となりました。唯一、電動パーキングブレーキであることで疲労感が溜まりそうですが、そのあたりを気にしながら利用しました。

ところで、体感としてヤリスクロスは人気の車種で、予約が空いていることは少ないです。特に週末の期間などで最後まで空きがちな車種ではありません。よく空いているのは何度も言うようにアクア(TOYOTA)です。一般的に予約が新たに空くのは予約がキャンセルされたときですが、もしかすると車の整備などから戻ってきたタイミングだったのかもしれません。タイムズカーの予約画面では、「メンテナンス」の黒色マークが用意されています。

第一感

運転席に乗り込んでみて、ハンドル周りはヤリス(TOYOTA)とほぼ同じだったのでわかりやすかったです。同じ名前を使うだけのことはあります。TOYOTAとして標準的なのかもしれませんが、特に癖もなく使いやすいです。ほぼ唯一の違いは、やはり電動パーキングです。ヤリス(TOYOTA)は昔ながらのサイドブレーキですので、操作系で最大の違いでもあります。電動パーキングは、作動しているのかどうかを忘れがちなことと、スイッチの場所が迷子になることが苦手です。

乗ってみれば特に違和感はありませんでした。座席の位置も、軽自動車のハイトワゴンと変わらない印象でした。隣の車とも比べてみましたが、ヤリスクロスの方が少し高めかと思うぐらいで誤差の範囲だと思います。運転のしやすさという意味では車体の大きさは特に意識されませんでした。数字を見れば、全長などもセダンと同じですので、車が大きいということも慣れてしまえば思い込みでした。今回、駐車場へのバック駐車などを数十回しましたが、操作性も良く、車体の大きさも問題ありませんでした。

軽自動車のハイトワゴンとの違いは、地面からの高さが特に気にならなかったことです。ハイトワゴンなどですと、高速道路などを走ると座席の位置の高さによる不安定さがきになりました。今回ヤリスクロスで高速道路のある程度走りましたが、安定性は全然違いました。全幅の広さなど全体の大きさが安定性に資していたのだと思います。

ライズ(TOYOTA)のときに感じたほどの軽自動車感はありませんでした。これはエンジンの違いだと思います。他方で、ヤリス(TOYOTA)よりは加減速がなめらかに感じました。しかも、速度を調整されている違和感もありません。回生ブレーキもまったく違和感がなく、素晴らしく作りこまれていると感じました。

車外の音などはそれなりに響いてきます。音量調整の問題だったかもしれませんが、カーナビの音声が聞き取りづらいことがありました。車体が多少大きい分、スピーカーが物足りなかったのかもしれません。以前MAZDA2(MAZDA)に感じたような密閉感はありませんでした、遮音性も普段使い用としてバランスよく作られていました。

利用後

今回は500km近く利用しました。これまでの同程度の利用と比較して、疲労感が極めて少ないことが発見でした。利用が終わっても体の違和感もなく、いつものような疲れがたまっている感覚もありませんでした。コンパクトカーよりも疲労感は少ないかもしれません。総合的に乗りやすい車でした。最後まで気になったのはやはり電動パーキングでした。慣れはしましたが、常に電動パーキングに手を置いているような感じになりますので、不便でありました。サイドブレーキや電動パーキングはあまり使われないのでしょうか。信号待ちなどでフットブレーキだけですと少し体制を変えただけでブレーキが外れそうでとても怖いのですが。やはり私はサイドブレーキが好みです。

疲れが少ない理由として考えられることは、車関係としては、座席が高いことから視野が確保しやすかったこと、ホイールベースが長めなので車体が安定していたこと、馬力に不足を感じなかったことです。さらに、今回はできる限りハイビームを多用したことも良かったのかもしれません。それに加えて、車の運転になれたことや体調面で問題がなかったこと、暖かく車内外の気温差が少なかったことも影響したかもしれません。

長距離を乗るなら軽自動車ではなくそれなりの車が運転しやすいというのは、こういうことなのかもしれません。街中をこまごまと走るなら軽自動車などが便利ですが、幹線道路の走行割合が多いときは、ヤリスクロスは体への負担が少なそうです。今後気になることは、同程度の行程で少し力の劣るライズ(TOYOTA)だとどう感じるのかということと、ミドルクラスも含めてMAZDA3(MAZDA)クラスの大きさの車の利用感です。ライズ(TOYOTA)はサイドブレーキですから、軽自動車感はありますけど悪い印象はありません。前回利用したときは短時間でしたので、今度長時間で利用してみたいです。

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