紙の資料の大切さ

紙を扱うことが減り、できる限りデジタルで保管してデジタルで完結する環境を整えています。紙の保管場所にとらわれないことはやはり有益で、今手元に資料がないので確認できないという状況は激減しています。資料はさることながら、一定の書籍についてもデータ化しましたので、物理的なものはかなり減りましたし、あるいは増えなくなりました。それでもまだまだ紙は残っているのですが。

他方で、紙でなければ頭に入ってこない、読み落としがあるということも否定できません。光の関係がどうとか言われていますが、感覚としては固定された画面で見るのと、動かすことができる媒体で見ることの違いが大きいように思います。タブレットと固定ディスプレイは違いますが、タブレットと行きつ戻りつできる紙もまた違います。

データとして保管してあれば紙は不要ではあるのですが、データとして保管しつつ紙も利用するということは可能です。情報の一元化という面からは、紙に書き込んだり操作したものをいかに残すかという問題がありますが、紙で触ることを避ける必要はないと思うようになりました。

紙は紙として、利点はあるのですからそれを利用しない手はありません。紙にする費用は発生するのですが、それに勝る価値があれば、印刷することは望ましい効果を得ることができます。

書籍についても、電子書籍を利用することは多いですが、繰り返し確認するものは紙としての書籍で持っていたいです。場合によっては、電子書籍と紙媒体と両方持っていても構いません。それだけ費用は増えますが、1つの本につき1冊しか持ってはいけないということはありません。紙で複数冊持っていてもいいわけですから、使い所を考えて必要であれば惜しまず購入したいと思います。

全てを持ち歩くということはできません。しかし、そこに電子化という方法が登場しました。さらにしかし、それは持ち歩くという目的や検索性に特化した形なわけですから、利用しやすさ読みやすさという目的のために紙の書籍を持つことも両立しますし、本来のあるべき姿に思います。エンコードとしたとしても、元データを捨てる必要はないのです。

電子化は管理に特化して、紙も積極的に使っていきたいです。

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