ノートPCを新調した

ノートPCの挙動がさらに不安定になってきて、見たことのないエラー画面が出るようになってきました。これまではよくあるWindowsの不具合程度の可能性を考えていましたが、このままではデータの損失にまで被害が広がる予感もしてきたので、代替機を入手することにしました。

最近はLenovoやDellのオンラインストアの様子を見ており、廉価とモバイルの中間程度の10万円前後の新品を購入する気でいたのですが、踏ん切りがつきませんでした。不具合はありましたが、性能的には3年前のもので不足を感じていなかったことが大きかったのだと思います。

セール情報や製品情報を見ながらのんびりとしていたのですが、ゆっくりしてられなくなったため、中古も含めて直ぐに入手できるものから決めることにしました。

結果として2,3日で決めたのがLenovo ThikPad x13 gen2 AMDモデルです。販売時期は2022年1月のモデルになります。

ThinkPad X13 gen2 AMD

購入にあたり次のあたりを考えました。

まず、重量としては1.4kg以下を考えました。最近のモデルは、13~14インチですと1.4kgが一つの目安になっているようで、この重量ですと機種が豊富です。しかし、これより軽くなると、ほとんど機種がありません。そして1kg前後になると途端に値段が跳ね上がります。感覚として値段は約2倍になります。今回中古で探すということにしましたから、性能のために重量を我慢するインセンティブに欠けます。中古で買うとなると、今新品を購入するときより今後の使用期間は短くなる見込みですから、そこまで仕様をギリギリまで追求することもありません。この辺りのバランスで選びました。

CPU性能としては、少なくとも現行ノートPCのIntel第11世代i7と同等あるいは高性能なもの。最近の性能向上は少々鈍化している印象があるが、性能を落とすことは本末転倒に思いました。しかし、探してみるとこの時点でかなり選択肢が絞られていることが分かりました。中古として流通している多くがIntel第10世代までで、Intel第8世代も目立ちました。Intel第8世代はWindows11がインストールできることから、中古としても価値が残っているのだと思います。これがIntel第11世代となるとかなり数が限定されてきており、それ以降となるとほとんど在庫はありませんでした。

AMDのRyzenで考えてみると、時期としては4000番台あたりがIntel第11世代に近いようです。しかし、そもそもノートPCで4000番台や5000番台は見当たりません。企業から流れてきたものや、個人のものなども見ても、中古市場にあるのはおおよそ3年から5年前のモデルで流通量の多いものということのようです。

そして、メモリについても16GB以上で探しました。これも数が少なかったです。ほとんどのモデルは8GBでした。そして軽量なノートPCですと載せ替えや増設ができない機種がほとんどですから、8GBで購入して後から増設するという選択が取れません。

ストレージについては、必要性から512GB以上で探しましたがこれも少なかったです。中古として売られているものの半数以上がメモリ8GBのストレージ256GBの組み合わせです。

感覚としては、数十点示されている在庫から、当てはまるものが数点あるかないかという状況でした。見つけられてもほぼ一点ものです。

さらに今回は、値段として5万円以下で探しました。それというのも、LenovoやDellの現行製品を見ていると、最小構成であれば6万円台から購入できます。そこにオプションでメモリやストレージを増やすことを考えても8万円から9万円で十分に満足するものが購入できます。そうしますと、中古で探してそれに近い値段で購入する理由はありません。一つ前の型落ちなどを見ると、今のセール価格と大差ないものも見かけました。

これらを検討して、最終的に購入したモデルは、Thinkpad x13 gen2、Ryzen™ 5 PRO 5650U、16GB、256GBになりました。4万円ほどで購入できました。

購入後の微調整

届いて驚きましたが、外装はほとんど新品と変わりません。多少擦れている印象もありましたが、私は鞄の中にそのままノートPCを入れてしまうので、多少の傷は全く気になりません。3年ほど前の製品の中古がここまで奇麗なのは本当に驚きです。キーボードの具合からそれなりに使われていたものなのは間違いありませんが、キーボード以外は新品だと言われても納得するほどの状態でした。

ストレージとしては512GBは必須でしたから、これは増設または載せ替えを前提にしていました。事前に調べてみると、LTE非搭載モデルですとM.2 SSD 2242スロットが空いているようでした。そこにSSDを増設することで必要を満たせると考えて、あらかじめ2242のSSDも用意しておきました。

中古の一点ものでしたから、購入から2,3日で到着しました。さっそく裏を開けてみると、空いているはずのスロットが埋まっていました。型番から見てみるとWifiとBluetoothモジュールのようです。ここが空いているモデルであれば別のところに代替するものが載っているのではないかと思いますが、現実にスロットが埋まっているのですから仕方ありません。外して不具合が出ても困りますし、WifiやBluetoothを外すわけにも行きません。

仕方がありませんから、購入していたSSDはAmazonで返却して、使用されているメインスロットであるM.2 SSD 2280を載せ替えることにして、2282のSSDを購入しました。容量は1TBと2TBで迷いましたが、一度購入した2242の1TBの値段で2280ですと2TBが購入できましたから、2TBを購入し、リカバリーメディア用のUSBメモリーも念のため新たに購入しました。今回初めてAmazonの返品手続きを行いましたが、ずいぶんスムーズに手続きができました。金額としては1万5000円ほどです。USBメモリーは数百円でした。

M.2 SSD 2280の載せ替え自体は、裏ブタを開けて、SSD固定ネジを外してSSD入れ替えるだけですから、5分もかからずに終わります。

Lenovoの公式サイトから、製品を指定してリカバリーメディアインストーラーをダウンロードして、そこから実際のデータをダウンロード(約30分)、データをUSBメモリに移行(約30分)、USBメモリからリカバリーをノートPCのSSDへ移行(約10分)。その後、アカウント登録などに到達するまで、再起動なのかリカバリーの展開なのかで40分程度でした。操作することは少なく、待ち時間がほとんどです。

リカバリーメディアからのインストールが終われば、あとは新品を購入したときと変わりません。Windowsセットアップに従いMicrosoftアカウントでログインして、通常どおり使用するだけです。ただ、ここでも30分ほどかかりました。今回気が付いたのは、使用していたノートPCでは、ほとんどのデータがOneDriveの中に入っていました。デスクトップや他のフォルダに散らかっているようなものが見当たりません。Windows側の使用の影響もあるかもしれませんが、私の使い方としても、ファイルが散らからないように使用していたことが大きかったです。これなら以降にも苦労しません。今のノートPCが突然起動しなくなっても影響はほぼありません。

無事移行完了

全体の作業としては、9割が待ち時間でしたが、約3時間といったところでした。

個別のアプリのインストールや諸所の設定の確認などは必要ですが、これらは使いながらでもなんとかなります。ブラウザはChromeですから、ログインすればそれ以外の対処は必要ありません。

思ったより問題なく移行が完了できました。

あとは、この不具合が残っているノートPCの処分を考えるだけです。予備機として残す気もしませんので、どこぞの買取に送ろうかと思います。不具合の関係で値は下がってしまうでしょうが、手元に置いておいても仕方がありませんから。

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