Duolingo
少し前からDuolingoを始めてみました。外国語学習アプリで、英語の他にも複数の言語について利用できます。無料ですべてのレッスンが利用できるとのことで、リアルタイムの会話レッスン以外は無料版と有料版で差はないようです。ただし、無料ですとやはり広告が入ります。よくある広告重視のアプリのような数十秒の長い広告ではありませんが、ほぼレッスン毎に有料版へ促す10秒程度の広告が入ります。
気になるほどの長さではなく、課金せずに最後まで利用したという方もいるようですが、毎回レッスンが途切れるのは気になりますし、継続の意思も削がれます。年間で約1万円ほどしたので、課金をしてみました。課金はアプリ全体の課金となるようで、言語毎という制約もなさそうです。今はほとんど英語しか利用していませんが、他の言語を覗いてみても良いかもしれません。
実際に課金して利用してみると、レッスンの結果が出たら直ぐに次のレッスンを始められます。ひとつのレッスンは約2分なので、2分後に細切れにするよりは断然に捗ります。2分という区切りもいつでも止められるという気持ちにさせてくるため、続けられそうな気がします。
Duolingoのレベル
英語アプリというものは初めて利用しましたが、英語に触れる機会を増やすということでは、確かに効果はありそうです。文法や単語、会話など、それぞれに特化したアプリが多数あるようです。
その中で、Duolingoを選んだ深い理由はありませんが、それなりに継続して提供されているアプリであること、特に悪い評判も見当たらないこと、とりあえず無料で始めることができることといった理由で選びました。他にもいくつかアプリを試しましたが、続けられるか疑問も感じたので、手軽なものを選びました。
英語の学習レベルについては、いくつかの指標があるようです。昔であれば、英検、TOEFLやTOIECの級や点数で表していたような気がしますが、最近はある程度共通の指標があるようです。もしかしたら昔からあったのかもしれませんが。
その中で、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)が目につきました。
大きく分けるとA1~C2に分類でき、Aが基礎段階の言語使用者、Bが自立した言語使用者、Cが熟達した言語使用者とのことです。ざっくりいうと、Bであれば日常会話やビジネス会話ができるレベル、Cが専門的な議論ができるレベルといったところのようです。英検でいうと、Bが2級から準1級になります。英検2級が高校卒業レベルと言われたりしますから、おおよその難易度はわかります。
さて、Duoligoですが、評判を見ていると、初学者には良いがレベルが低いというものが目につきます。確かに最初のあたりは難易度が低いですが、最後まで変わらないのでしょうか。Duolingoの英語レッスンは、B1及びB2までのものが含まれているようです。そして、Duolingoとしては、B2レベルであれば十分英語の利用ができるとの考えのようです。
実のところ、ほとんどの人にとっては、最高レベル(あるいは上級レベル)の語学力は不要です!「その言語を使って何をしたいか」がすべてなのです。バケーションの計画を立てるには、B1レベルで十分に意思疎通できるはずです。一方で敏腕弁護士とやりあって一泡吹かせるには、CEFRの最高レベルであるC2まで上り詰める必要があります。そもそも母語で話していたとしても、C1・C2の語彙や文法を駆使する機会はそう多くありません。https://blog.duolingo.com/ja/cefr-language-levels/
私として、今そこまでの英語能力はありませんのでわかりませんが、日本語であっても、日本語検定の1級などは普段生活しているだけでは分からない問題が多いです。日常的な語学としては、Bが相当であることは間違いないと思います。
Duolingoを始めたばかりで、いまはおそらくA相当のところでしかありませんが、簡単であるとの印象はあるのですが、スラスラと出てくるかというとそうではありません。簡単であるとの思い込みも危険です。難しいものに挑戦して中途半端に止めてしまうよりも、基礎から積み重ねて進めていきたいと思います。実際に、いまのレベルでも、最初の頃と比べてヒアリングも慣れてきましたので、今の自分のレベルは本当の初学者だと思いますので、このまま続けていきたいと思います。
