バック駐車の難しさ

車の運転でもっとも苦手なものがバック駐車です。サイドミラーを使った解説などをよく見かけますが、すべてがそれだけで解決するようには思えません。また、タイムズカーを利用することが多く、車種によって少々感覚が違うように思います。幸いにして事故を起こしたことはありませんが、いつも緊張していまします。

バックモニターが義務化されますが、事故の減少への影響は大きいと思います。とくにガイドラインがあるものでは、駐車の難易度が段違いです。各社が作り込んでいますが、直線で現状の車体の向きと、ハンドルと連動したタイヤの予定軌跡が合わせて表示されているものでは、バック駐車は非常に簡易になります。前進の右左折との違いが感じないぐらい利便性が高いです。

タイムズカーでは全車バックモニターが標準搭載されていますが、ガイドラインについてはタイムズカー専用ナビと車種の標準搭載ナビで違いが出てきます。タイムズカー専用ナビの表示でも十分ではありますが、ものによってはガイドライン表示がオフになっていたり、表示させても設定されておらずガイドラインの位置が初期設定になっているものもあります。これらの違い何によって生じているのかはわかりませんが、事故を防止するという観点からは、できる限り高度なガイドラインを利用したいです。

バックモニターが優秀な車種

設置台数が多く、バックモニターが十分に機能する車種として、最近私が利用することが多いのは、ヤリス(TOYOTA)、ヤリスクロス(TOYOTA)、MAZDA2(MAZDA)です。いずれも車の標準搭載ナビですが、使い勝手が良くバック駐車にストレスがありません。特にヤリスは設置台数が多くて選びやすいです。MAZDA2では疑似上方視界も利用できますが、これは慣れが必要そうです。車体の動きとの関連性が読み取りづらいので、バックモニター側のガイドラインの方が私は利用しやすいです。

他の車種であっても問題はないと思いますが、もしバックモニターに違和感があると面倒だなと思い、積極的には選んでいません。特に、軽自動車ですとタイムズカー専用ナビのことが多く、ガイドラインの表示がいまいちなことが多いです。軽自動車ですと標準搭載のナビがないものがあるのかもしれません。今後、バックモニターが義務化されれば、このあたりの情勢も変わってくるかもしれません。

先日利用した軽自動車のハスラー(SUZUKI)では、そもそもガイドライン表示がオフにされており、表示させても上方を指しており明らかに適正な設定されていませんでした。タッチパネルで触れてみると、位置を調整できたのですが、いちいち調整するのも手間が多いです。調整できるということは、後付けでも問題ないということでもあり、また、個々人に合わせて位置も変えられるため、良いことではありますが、とりあえず車を利用したいことが多いタイムズカーの利用形態とは合致しません。

ハスラー(SUZUKI)自体は、タイムズカーで一番最初に利用した車種で運転の感覚も気に入っていますが、積極的に利用しようと思わなかったのは、このバック駐車の面倒さが理由にありました。軽自動車は車幅の全長も短く、駐車もしやすいそうに思っていましたが、バックモニターの精度を考えると、かえってヤリスなどの方が簡単に駐車できます。

車の安全装置の義務化や高度化は購入価格の上昇を伴いますので、必ずしも歓迎すべきことではありませんが、昨今流れとして避けられないのでしょう。安全が大切であること当然ですが、本当に安全なのか、かえって危険が増し、その危険に対応するために更に追加の装備が必要にならないかという視点は忘れないようにしたいと思います。

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