新しいMAZDA2(MAZDA)のカーナビの使いづらさ

タイムズカーを利用していると、多くの場合タイムズカー専用のカーナビを使用することがでます。異なる車種であっても同一のカーナビを使用できることは、選べる車種が広がりますから利用者にとって利便性が上がります。ところが、一部の車種では車体に組み込まれたカーナビが利用されています。そのような車種特有のカーナビでも、タイムズカーメニューを組み込むことで、似た利用環境が整えられています。

ところが、先日利用した車種では、組み込みのカーナビであって、タイムズカー用の追加メニューも見当たりませんでした。タイムズカー用メニューは、最後に設置場所へ戻ってくるときぐらいにしか使いませんし、スマホアプリから目的地設定で送ることができますのでそれほど気になりませんでした。しかし、通常のカーナビの使用方法としては慣れないものでした。

メーカーとしてはもちろん利用者の利便性やアピール要素として純正カーナビを用意しているのですから、使い込めば便利なのかもしれませんが、タッチパネルでもなく、目的地を設定するのに通常の何倍もの時間がかかってしまいました。ダイヤルでぐりぐりして文字を入力するのは手間でしかありません。音声入力も試しましたが、ゆっくりはっきりと言うことでようやく認識するレベルで、お世辞にも高性能とは言えません。過渡期かもしれませんが、タッチパネル以上の製品になっているとは思えませんでした。

利用した車はMAZDA2(MAZDA)であり、登録から半年経っていない新しいものでした。

タッチパネルがないことも一つですが、メニュー自体の階層構造が分かりづらいものでした。目的のメニューにたどり着くことが直感的でありません。カスタマイズできる様子もありません。メニューの見かけは洗練されていますが、メニューの中身は素人が設計したのかと思う階層構造に感じました。また、正確性のたまなのか、到着時間も目的地をセットした状態では見えず、走り出してようやく見えるようになっていました。目的地までの時間を確認するためには不便でしかありません。

車の乗り心地はやはり良かったです。特有のオルガンペダルもそれほど気になりませんでした。足裏全体を意識すると違和感はありましたが、押し方としては吊り下げ式のようにつま先で押しせば違和感はありません。気になったときだけ足裏で押すようにすれば、足を適度に動かすことにもなり、疲労もたまりずらかったです。吊り下げ式で、土踏まずでアクセルを押してしまうという危険がない分、オルガン式のほうが安全かもしれません。土踏まず部分にアクセルペダルがくると制御がとても難しくなります。

なにはともあれ、カーナビは慣れない仕様で苦労しました。カーナビの一番の役割といえば目的地設定にもかかわらず、その工程を増やして面倒さを増すのはどういうことなのでしょうか。

どうやらマツダコネクトと呼ばれるようで、スマホアプリとの連携が用意されているようです。しかしそうなるとレンタカーとしては使いづらいことに変わりはありません。以前のタイムズカーのMAZDA2では違和感はなかったのでタッチパネルだったと思うのですが、これはタイムズカーとしては一貫性に欠けるように思います。タイムズカーは気軽な利用者をボリュームゾーンとして想定していると思いますので、コンパクトカーとして利用頻度が高い車種として特殊性のあるMAZDA2を入れるのは疑問です。

MAZDA2自体の操作性や車内空間は素晴らしいと思うのに、どうもマツダユーサーに目線が向いている車種だと思いました。

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