改善されていたアクア

雨の日の運転は神経を使います。スピードを出すわけではないので路面の危険性はさほど感じませんが、視界が悪くなってしまいます。フロントウインドウにはワイパーがありますが、左右の窓の水滴が意外にも視界を遮ってきます。合わせて窓越しのサイドミラーも見えづらくなります。走っていれば水滴は流れていって改善していくのですが、速度を出さない街中での運転では窓の水滴はかなりの疲労の原因になっていそうです。

アクア(TOYOTA)

アクアを借りました。以前アクアを借りたときは、特にブレーキの感触について非常に悪い感想を持ちました。前回利用したのは初代で今回利用したのは2代目であり、別車種かと思うほどに印象が変わりました。印象が悪かったところはほとんどなくなっていました。

まずは、エンジン始動時の分かりづらさですが、最近の車らしくコンソールの表示によって車が活動中であることは感覚としてわかりました。雨が降っていたのでエンジン音などはわかりませんでしたが、単純に視野が明るくなるということで十分に始動は伝わってきました。

そして、センターモニターが廃止されており、通常のハンドル奥のモニターに変わっていました。センターモニターは、通常ではない視野の動きを求められることから前方不注意につながると思っていましたのでこれは歓迎です。速度のデジタル表示はそのままでしたが、街中で時速50km出ないぐらいであれば特に違和感はありませんでした。ただし、アナログ表示よりも疲れやすいことは間違いありませんので長時間の運転には向いていません。

最大の懸念のブレーキの危険さですが、ほぼ解消されていました。回生ブレーキの境目もわかりませんでした。ヤリス(TOYOTA)であれほど優秀なブレーキを作れているのですから、アクアも改善しないわけがありません。ブレーキの最後の一踏みも問題なく、ブレーキについては何も気になりませんでした。

シフトは、電子制御向けのものでした。確かプリウス(TOYOTA)も同じシフトだったと思います。AT車ですから、シフトを触ることさえほとんどありませんので、慣れてしまえば問題ないのかもしれません。しかし、どうしてこう制御系を小さくしていくのでしょうか。入っているシフトは光りますが、あんな小さな文字は見えないことが前提で設計したほうがいいと思います。モニターにもシフトは映っていますが、デジタル表示を増やしていくと、人間側の制御力は落ちていきます。正直なところ危険な車としか思えません。

パーキングブレーキは左足パーキングブレーキでした。シフトの新しさと比べると少し違和感があります。電子パーキングブレーキは価格が高いらしいのでこうなっているのでしょうか。左足パーキングブレーキは軽自動車のハイトワゴンなど体が縦方向に座る車であれば悪くはないのですが、アクアのような車ですと、バランスがとりづらいです。慣れない車で座り方が悪かったのかもしれませんが、パーキングブレーキはめったに使わないものという設計がなされているようにしか思えません。私は信号待ちでも結構使うのですが、左足をある程度上げなければならない左足パーキングブレーキはアクアとは相性が悪いです。

総じて運転士しやすくはなっていたのですが、速度のデジタル表示、左足パーキングブレーキという部分からすると、好んで乗る車ではありません。いずれも悪いものではないのですが、アクアに乗るぐらいであればタイムズカーの配備の多いヤリス(TOYOTA)に乗ったほうが快適です。

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